庭園福祉物語−The NGS Japan

「庭園福祉物語−The NGS Japan」は主宰する谷口多美江氏が、NGS前会長ダフネ・フォーシャムさんと個人的に親しかったことから始まった活動である。


2001年6月、谷口さんから「NGSジャパンが第1回ガーデンオープン・チャリテイを行う。」とのご案内を頂いた。案内には「NGS会長も出席する。」とあり、衝撃のニュースであった。
この経緯と行事内容についてはこの記録をご覧頂きたい。
私がフォーシャム会長に伊豆オープンガーデンのアルバムを贈呈したのはこの時である。


会合は佐久の「メアリーローズ・ガーデン」において行われ、その入場料がすべてチャリテイに廻されるとのことであった。
そもそもそこからおかしいのであって、営業ガーデンの入場料をあてにして活動が継続するはずがない。現在は「メアリーローズ・ガーデン」とは関係のないような顔をしている。
非常に期待した動きであったが、組織も運動の方向も既存の各オープンガーデン活動とかみ合うことなく終わった。
一般に呼び掛ける名称も「NGSジャパン」から「庭園福祉物語」に変わったのは、実態が「NSGジャパン」の名にそぐわないとしてNGSから牽制が入ったためではないかと憶測する。


現在は「無限責任中間法人NGSジャパン」という組織があり、オープンガーデンやチャリテイ徴収は別に「友の会」(31人)で行っている。「無限責任中間法人」とはいったい何だろう?
オープンガーデンは全国から協賛庭を募るやり方で行っているが、場所も時期もばらばらで訪問客には不親切極まりない。オープンガーデンを普及させようという姿勢は希薄である。
活動の項目に「ガーデナーの育成」があり、「ガーデニスト養成講座」を開催している。むしろこれが本命か?
また「庭園保護保存運動」として庭園保護や里山保護運動を謳っているのは他のオープンガーデングループにはない活動である。