オープンガーデン意見交換会

pccgarden2006-11-09



昨日磐田市で「静岡県-オープンガーデン意見交換会」があり、出席した。
主催は静岡県農林水産部みかん園芸室、趣旨は<・・・積極的な花の利用方法等を提案し、花きの消費拡大を推進しています。
このような中で、さらなる景観向上や地域の活性化、花きの消費拡大等を目指して
新たにオープンガーデンの活動を推進し、別紙の通り意見交換会を実施します。>とある。


出席は<オープンガーデン浜松>の代表ほか7名、磐田・袋井・掛川・吉田あたりのオープン庭10名、<富士オープンガーデンの会>の4名、<伊豆オープンガーデン>の私、それに県や市の職員16名であった。
このうち私の定義によるオープンガーデン・グループは<オープンガーデン浜松>と<伊豆オープンガーデン>である。
その他は行政の掛け声でスタートしてみたばかり、といった感じの人達だ。


意見交換として全員が発言したが、ほとんどが<私の庭の自慢の花>とか<私の事情>とか個別の感想報告で、オープンガーデンへの意見といったものではなかった。
物事のはじまりはこんなものなのかもしれない。


私は「オープンガーデンの定義」と「オープンガーデンの分類」を枕にして、そのあと「伊豆オープンガーデン」の説明をする資料を作成して行ったが、時間の関係で発言は枕の部分だけとなった。
私が発表した「オープンガーデンの定義」は次の通りである。
 1.営業施設や公園でなく、個人の庭を広く一般に公開する社会活動をいう。
 2.公開していることの告知活動が行われていなければならない。
 3.庭主がみずから保守・管理をしている庭であること(が望ましい)。


自庭の公開を始めたばかりの人と定義を議論しても仕方がないので、私は出席している行政職員を意識して特に次の2点を強調した。
 ・行政がオープンガーデンを観光資源と位置付けるのなら、オープンガーデンに対してそれなりの説明が必要だろう。花を愛する人との交流を求めて自庭をオープンしている人が、みずからを観光資源と考えるとは限らない。
 ・オープンガーデンは<広く一般に公開する>ものであって、名前・住所・電話などを公開することを前提としている。ここに行政の都合で「個人情報保護」などの概念を持ち込まないで欲しい。せっかくのオープンガーデン運動が混乱する。


判ってもらえたかどうか判らない。